
いきなりの機械写真。これなんだと思いますか?
これはダイビングコンピュータ。
時間や深度、上昇スピードや潜水プランを記録しておいてくれるダイバー必須のアイテムです。
・・・・・あ、私はダイバーじゃなかったでした。
本来スモグラー(素潜りする人)にはこんな高等機械一切必要がないのですが、
通常5万とかするようなこのダイコンを、先日ヤフオクで電池切れでやや古い型ということを含めても4000円という大安価で落札できたのです。
ちなみに入札者30人くらいいました。
前述したように本来こんな高等機械なんて必要ないのですが、気付いたら4時間経っていたりする身としては、時計が欲しかったこと、そしてどれだけ自分が潜っているかきちんとした形で知っておきたかったことなどがあります。
おそらくこのダイコンの機能の20%も活用してないです。はい。

とりあえず、電池交換。
中を開けてみると、Oリングパッキンなどでがっちり防水されてるかとおもいきや、基盤は完全にシリコンで埋めてあります。これはどうやっても浸水しないわな…。
電池のところはOリングパッキンで2重に塞がれていたので、外しておきます。
本来使われていた電池は海外製で、さらに生産終了しているというものでしたが、ほぼ同じ大きさ、同じくらいの電圧をもつ電池があるとネットで調べたら出てきたのでそちらを取り寄せての電池交換です。
ちなみにこの電池はちょっと昔のMacのデスクトップに使われるらしく未だに取り扱いがあるそうです。
ありがたや。

さて、バッチリ復帰したところでなんとなくの操作の仕方を覚えます。
が、そもそもダイバーではないので必要な操作はそんななかったりしましたが^^;
スモグラーには減圧とか浮上スピードとかそんなに関係ないっぽいです。
ちなみにこの日の最大深度は13m。
深く潜るつもりも有りませんでしたが、魚を探していたらいつの間にか深いところまで行ってしまいました。今まで最大深度は15mくらいかなぁと思っていましたが、この日の計測値が本当であればもうすこし深くまで潜れるのかもしれません。

伊豆の目的地最寄り駅についたのでそこからはバスで移動です。
時間帯によってはタクシー利用のほうが良さそうですが、なんとなくの旅風情を楽しむのもオフの醍醐味ですのでまったり行動。

目的地からは絶景が望めました。
最近はずっと海から遠ざかっていたので天気が悪くても全然気にしない!
気持ちとテンションは上がっております!

ウェットスーツ着込んで潜っていると、アワビやサザエ取りの密漁と間違われるのが嫌なので、少し人目につきにくい岩場へ移動です。
魚突きをやってる身からすると、ほとんど動きもしないアワビやサザエを狙うなんてお暇なことではこのテンションを下げられないですからね!

とりあえずこの日の第一目的は新調したウェットスーツや各種道具の慣らし、調整でしたので1時間くらいはただ単にウェイトの調整をしたりとりあえず潜ったり、カメラを持ってそこらをパシャパシャ撮影したりしていました。
ちなみにこれは魚玉。

ハコフグちゃん
この海にはハコフグがなぜかたくさんいましたが、隠岐とは違って荷物に余裕もなく持ち帰ることも出来ないので今日は撮るだけ。
ハコフグの箱焼きが美味しいんだよなぁ〜。昨年の隠岐で食べたごちそうの一つです。

ほとんどの岩陰には潜んでいたうつぼさん。沖縄などでは食べるそうですが、今回は調整潜りなのと食に困っているわけでもないので写真に収めるだけ。
と、海中写真や動画を撮っていたのですが1時間ほども潜っていると飽きてきたので
やっぱり海に来たら魚突きでしょ!
とはいっても、この日の海の視界はかなり悪く、おそらく3mくらいでした。
5mほど潜るともうすこし高くはなりますが、視界10mほどの隠岐の島に慣れてしまっている身としては
潜る爽快感も突きの楽しさも半減です。
なぜならこちらが気付いた時には魚も気づいており、構える前に逃げていってしまうので戦略も技法もなくただ単にたまたまランデブー出来る子を突いてみるだけです。

2時間弱ほど潜って、漁獲はこれだけ><
もっと大きいのも居たのですが、残念ながら私の技術では獲れませんでした。
・メイチダイ2匹
・タカノハダイ
・カワハギ(オス、メス)
メイチダイはヒキが凄くて射抜いた瞬間から少し引っ張られたくらいです。釣り人に人気なのもわかる気がする!
新しい銛は射程も射速も今までと段違いに良くなっていたので、もうすこし練習して頑張っていきます!

さて、帰宅して早速食べることに。
メイチダイは35cmと32cm
決して大きくはないですが、食べるところはそれなりにあります。
メイチダイでもタイなので身はとても美味しいと聞きます。

魚裁く練習も兼ねてとりあえず全部お刺身に。
下にひいてる大葉はもちろんメイドインニワ。
こちらは突いた後の処理が悪くて、ちょっとだけ身に臭みがついてしまっていました。
ほどほどをお刺身として頂いた後は、あら汁に入れたり、カルパッチョにしたりヅケにしたりして美味しく頂きました。でも、刺身が本命なのでちょっと残念。

カワハギは名前の通り皮がベリベリ剥がれます。

体色からオスとメスであろうと思っていましたが、やっぱり片方には卵を抱いておりました。
そしてカワハギは肝が命!
あまり動きまわる魚でもないので、突くときにはきちんと頭狙いで肝も身も傷つけないようにしております。

こちらは肝を取り分けてのお刺身。見た目は悪いですが肝醤油で食べた身の味は最高でした♪
さて、色々な結論から行くと、とりあえず活け締めはしっかりやらないとなぁということ。その日の獲りたてということでも、海で活け締めしてきてないと、せっかく頂いた命と味を十分に活かしきれなくなってしまいます。
さて、日々の疲れを癒すための、道具や体の調整をするために海遊びでしたが、結局そこそこ楽しんで多少の筋肉痛。
でも気分は爽快リフレッシュできたので明日からも頑張って乗り切っていきます!