JBANのノンラウンド部門、ミディアム部門というクラスには4年連続こっそりと出場させてもらっております。
初出場の12thでは準優勝を頂きましたが、なんと今回は
優勝しました!
その作品がこちらです。

タイトル「Fairy」
編み込み全盛期のこのご時世で一切の編み込みを使ってないというかなり挑戦的な作品です。
よく分からないって?
その時点でこの作品の仕掛けにハマっているんです。
普通の作品はパッと見てなにかすぐに分かるようなものが多いのですが、この作品は一見何の作品か分かりません。
しかし近くに寄ってみると

手前の玉の中には妖精さんが。
それだけじゃなく


他の玉の中にも楽しく語り合う妖精や、夢の中へ誘われている妖精さん達が入っているのです。

玉の中を眺める妖精

上から見下ろす妖精
一見何か分からない作品でしたが、近づいてみるとそれぞれの妖精の動きから、見る人によって違うストーリーや世界観を想像する、作品が目の前の「形」を越えた作品になっているのです。
ちなみにこの妖精は僕の担当なんです(ふふん♪
当初からここまで思わせぶりな姿や形にするつもりはなく、作っている中で結果的にこうなったというのがある意味凄いというか、行き当たりばったりというか…。
この作品は昔からコンテストなどで一緒にチームを組むことが多い、山形のBalloonSHOP pukapukaのカオリンさんという方のデザインやコンセプトから作り上げています。
JBANの1,2年目の下記作品は自分のやりたいことや作りたい作品イメージがあったのでデザインや構図からやらせてもらっておりましたが、2年目の挫折から最近は自分自身ではデザインや仕切りはせずにお手伝いに徹しています。


パフォーマンスもそうですが、基本的には自分の表現や感性と向き合うことの多い職種ですが、こうやって他の人のイメージに触れさせてもらうと、自分にはない表現や感性に凄く良い影響を受けさせてもらっています。
この日までもイベント続きでクタクタでしたが、ミディアム部門が終わったあとには

これの羽の部分を手伝わせてもらったり、

ラージ部門のこの作品の



蝶やてんとう虫など、細かい作品を手伝わせてもらったり、ほぼ2日ずっとひねり続けることとなりました。
こうやって並べてみると妖精も含めて、相変わらず細かい作品が多いなぁと…。
長所でもあるけど、全体観に立った作品が苦手だったり適度に手を抜くことが出来ないのは欠点だなと思います。
そんなこんなで久々にバルーンアーティストとして活動した二日間でしたが、先日の七夕装飾と同じく、やっぱりたまにはこういうことやらないと腕が訛っちゃうなぁとしみじみ思います。
今回のミディアム部門での優勝はとても嬉しく、貴重で大変嬉しい受賞となりました。
チームメンバーとして一緒にやらせてもらったカオリンさん、大吾くん、MIHARUちゃん、お疲れ様でした!
りとなさんのFBをみて、ちょっとだけ見に行きました。
Syanさんがコンテストに参加されているとは、知りませんでしたが、優勝された作品は、みるたびに新しい面がみえてくるような不思議な魅力があって、いったり来たりしながら、3回も見ました。
あまり時間がなかったので、今度はゆっくり見たいです。
息子も同じ事を言ってましたf^_^
本当に実物見たかったです!