昨年に引き続き6月の梅雨まっただ中&台風本土上陸という中で、期間中は毎度おなじみほとんど雨…


磯の波の高さはもう見慣れたものです^^;
昨年よりも早い時期だったからか、今年はホンダワラという海藻があちこちに繁茂しておりそこから放出される種のせいで海中の視界はかなり悪くなっておりました。一番良い時で10m、悪い時で4mと伊豆や千葉に比べれば断然綺麗ですが昨年の最良の状態を知っているのでちょっと残念ではあります。

一見、上空から針葉樹林を見ているかのようなこれがホンダワラです。
実際に海の中の森みたいな感じで、この間を潜って泳ぎ抜けていくのは凄く幻想的な気持ちになります。
魚たちのすみかにもなるので、数多くの稚魚が海藻に守られて泳ぎまわっていました。

今回は昨年からグレードアップした銛を持っての参戦です。
昨年2m→3mと進化してきたアルミ製の初心者用の銛に変わり、
一気に4mのカーボン製の中級者用の銛へ。
「長すぎでしょ!」
と突っ込むことなかれ。銛は1m半ほどゴムを引いて手に持つので、結局2m半位しか体からの長さはないです。飛ばすと射程は6mほどありますが…。
これより短いと射程に入る前に、魚には逃げられてしまうので4m〜が本気銛の基本です。
素材はオークションで安価で手に入れたので、そこから自分好みにカスタムしての投入です。
さぁ!獲るぞ〜!
と気合入れて行ったはいいですが、台風接近して波が高いことや6月ということもあり、魚影はかなり薄く、大きめの魚とは1日に1,2回出会えるかどうか…という感じでした。
1日目
・クロメバル2
・赤メバル(小)
・キジハタ
・クロダイ(小)
2日目
・赤メバル2
・クロメバル(小)
……。
獲ったとは行っても小さい、そして対して難しい魚種でもないので恥ずかしくて写真を載せることが出来ないくらいの結果に…。
滞在期間中は波も高く海へ入れない事も数回あったので、チャンスはあまりありません!
焦りつつも安全第一で望んだ3日目

獲ったどー!!
やっと念願のがっつり刺身サイズの獲物をゲット!

大体40cmほどのクロダイを突くことが出来ました。
波がかなり高い中、今までの漁場では成果が見込めないと、500mほど離れた別の場所まで泳いでいって開拓した新しいスポットでの成果です。
波に揉まれながら、波が来にくい岩の陰を覗いてみた時に目があってそのままズドン。
お互いに
「えっ?」
「あっ!」
という状況だったので瞬間的に銛を打ち込めたのはラッキーでした。
しかも瞬間的な判断ながら上手い具合に頭部を狙い撃ち。体には一切傷を付けないというナイスショット。

隠岐に行ったメンバーの中で魚を捌けるのは二人だけだったので、二人で協力しながら魚をお刺身にしていきます。
今までもメバルを刺身やフライにしてきましたが、大きさが全然違うのでやりごたえも抜群!テンション上がります!

ロッジのお皿なのであまり良い盛り付けとはいえませんが鮮度と味は保証付きです!
鯛の仲間は時間を置いて食べると旨みが増すそうなのでこのお刺身はしばらく冷蔵庫で寝かしました。
昨年の最大サイズがイシダイの37cmだったので、今年はこのクロダイが最大かなぁ〜と思っていたら次の日…

!!!!
カメラが曇っていたのと、とても慌てていたのであまりよくない写真ですがなんと今年はほとんど見かけなかった大きめのイシダイをゲット!
前日に見つけた漁場でホンダワラの森の間の道を泳いでいた所、左から泳いできたイシダイと鉢合わせ。
慌てて射程外に逃げていくイシダイに向かって、こちらも慌てて銛を打ち込みましたが息が続かないので海藻に銛が引っかかっていることを確認して一旦海面に。
正直手応えも殆ど無く、海藻の間に逃げ込んでいってしまったものなので諦め半分ですぐに銛を回収しに行ってみると、銛の先から繋がる銛先には(チョッキ銛という、本体から銛先が抜けて繋がるタイプの物を使っています)結構な大きさのイシダイが!
残念ながらヘッドショット(身を傷つけないように頭部を狙い打つ)はなりませんでしたが、獲れただけでも十分です!
落ち着いて暴れるイシダイを回収したら旨みが逃げないようにナイフを使ってしっかりと活締めをして、やっと一安心。ちなみにこの過程で指を噛まれましたが、普段貝とかを噛み砕いているだけあって、怪我になるほどではないですが結構な力で噛まれました^^;

第二弾:獲ったどー!

イシダイは成長すると、白黒の模様が薄まり黒に近い色になるのですが、この魚体はそれなりの大きさの割にはっきりとした白黒です
大きさは41cmと、今までの中では一番の大きさでしたがイシダイはもっともっと大きくなるのでこれは途中記録ということで…。
この日は台風が過ぎ去っているのにも関わらず一番の波の高さだったので、これで満足して無茶はしないようにしました。

昨年の隠岐で覚えてから日頃もたまにスーパーで買ってきた魚を捌いたりしながら練習していましたが、このイシダイでは皮引きが結構綺麗にきまり血合い皮(赤い部分)が残るようになりました。
もちろんこれもまだまだ練習中なのでもっと回数を重ねて綺麗な銀皮を残せるようにしたいですね
(私は一体どこへ向かっているのでしょう?('A`)
さて、台風まっただ中の隠岐サバイバルツアーでしたが、心身ともに…ではなく心は涵養、体は疲労で無事に帰還してみたら畑やプランターのあちこちに台風の被害が出ていました。
それはそれで別の記事に…。