「空いたスペースに何を植えるか」
ということでした。
本来は枝豆を植える計画をしていたのですが、この市民農園を借りて数ヶ月。達観したところとして
「市民農園は病気や害虫が多い」
ということでした。
2年単位で持ち主が変わることもあり、前の利用者が何を植えていたかわからない状態では連作障害も病害虫もおきやすくなります。
また、土壌改良からやるほどの暇人はあまりいらっしゃらないので、常に栄養不足or栄養の偏りで野菜がしっかり作れないのです。
話は逸れてしまいましたが、病気になりやすく害虫のつきやすい(食べるところに虫が入る)枝豆は厳しいかなぁという判断になりました。
さて、それで何を植えるかということになりますが次点候補であったトマトはもともとアンデスの野菜。
雨の少ないアンデスで育った特性は品種改良を通してもどうしても残ってしまっており雨を直接受ける露地栽培では病気になりやすかったり、成長のコントロールが大変難しかったりします。
一般的にはトマト栽培はハウス、もしくは雨よけハウスで行われるのですが、ここは趣味の家庭菜園。
トマトを選ぶということは失敗の確率が高いと分かりつつも露地でトマトを育てるか、資材に投資して雨よけハウスを作るかということです。
どちらにせよ、
「趣味にも本気」
が信条の自分としては妥協するわけには行きません。
とはいってもわざわざトマトの雨よけハウスのために投資するならスーパーでトマト買っちゃったほうが良くね?
といろいろ迷った結果…

だよねぇ〜。
迷って止まるなら損しても動く。
ちょうど雨よけハウスが特価だったこともあり思い切って買ってしまいました。
2mほどのハウスですが、ビニールも込で3000円ほど。
特価とはいえ、意外にお安い。これならトマトの収量次第で全然ペイ出来ます。
組立は簡単ですので、完成させつつさらにオリジナルの補強や仕様を加えてのアレンジです。

事前に張ったマルチに穴を開けてトマトの苗スタンバイ

品種は「麗果」と「甘太郎」
ホントは連作障害に大して接木苗のものが良かったのですが、やや遅めの定食だったのであちこちのショップでは売り切れてしまっていたのです><

定植前にはオルトラン粒剤。
低農薬有機農法を進めるには最低限、化学の力を借りることも必要です。

定植したらしっかりと水をやって、

苗が倒れて土に触れないように、風に揺らされないように、上から誘引してあげます。
これで一段落終了!
迷っていた枝豆は今年は空き気味な庭のプランターへ植えて一件落着。
これにて農地稼働率がやっと100%になりました。
ここまでは私に出来る限りの努力と作業ですが、これからは野菜達の力を信じるのみです。

これは植えて1週間してからの写真。
まだまだ小さいですが脇芽ボーボーに生やすやんちゃっぷりですので、これからに期待できそうです^^