普段ニスを塗り替えるときはニスの層を剥がすだけですが、今回は陥没した傷なども修理対象なので、制作してから初めて、一番下の粘土の層まで削ってしまいます。

剥がれるところは指で剥がしますが、ほとんどのところはカッターでぎりぎりそぎ落としていきます。

赤いカラーリングが分からなくならないように、ちょっとずつ削っては鉛筆でラインを書きなおしていきます。

おおよそ剥がし終えたら粗目のヤスリで全体をヤスリがけ。粘土は5mmほどの厚さですので削り過ぎは注意です。
ヤスリがけするだけではなくて、必要に応じて陥没した傷を削り整えたり、全体のバランスにも気を使いながら削っていきます。

そして紋様を描いていきます。
アクリル絵の具で描いていくのですが、以前は真っ赤な色でしたが今回は少しだけ黄色を混ぜて色をやや明るくしました。
また、以前は粘土の土台に紋様を描いてその上にニスを塗っていましたが、今回は赤いところ以外には白を塗って以前よりもより白味が目立つようにしました。
今日の作業はここまで。しっかり乾燥させたら何重にも耐水ニスや補強剤を塗っていきます。