2013年06月19日

リモンチェッロ

スピリタス梅酒を漬けてる課程で思い出した、以前から作ってみたかったもの。

それがリモンチェッロです。

簡単に言うとレモンのお酒。
ただしスピリタス…。

飲んだことはありませんが、絶対に美味しいはず。ううん、分からないけどきっとそう!

※このブログでは分量とかはかなり適当ですし、メモもしてないので興味のある方は作り方を調べてみてください。

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まずレモンの皮を剥きます。

レモンの表皮、黄色いところだけを使うのでイメージとしては剥くというより削り取る感じです。写真では包丁ですが、最終的には洗ったカッターナイフになりました。

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普通なら捨てる表面を使うので、出来るだけ国産の無農薬でオーガニックなものをおすすめします。

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今回は梅酒つくりで余ったスピリタス250ml程だったのでレモン4個分くらい。

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これを適当な大きさの瓶に入れて

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スピリタスを注ぎます。


そして4日後…


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梅酒と同じように完全に脱色されて色がお酒に滲み出ています。

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皮は白く漂白されてパリパリと固まっています。まるで木材のチップみたい。


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このままではただのレモン風味、苦いスピリタスなので砂糖と水を暖めてシロップを作ります。

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水の1.5倍の砂糖だったかな…?とりあえず溶けたら少し煮詰めて水分を飛ばします。

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ある程度冷えたら混ぜあわせて完成!

製造工程も最短2日でも良いというレシピもあるのでとても簡単に出来る素敵なお酒です。


このままではただのおそロシアな殺人酒なので

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冷凍庫でキリッキリに冷やして頂きます(アルコール度数高いので凍りません)

レモンの風味と苦味の先に感じたことないほど爽やかな後味と鼻の奥から胃の底まで抜けるような風味。
冷やしてあることと、甘みもあるので決してスピリタスの強さは感じずに、ふさわしくない例えかもしれませんががかき氷シロップのレモン味を凄くレベルアップさせて大人味にした感じでしょうか?むしろ夏にはかき氷にかけても美味しいんじゃないか…??


リモンチェッロ、お手軽で美味しくて強くてヤバイおすすめの自家製酒です♪
posted by Syan at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物

梅楽園計画

梅酒記事でも触れたとおり、今年は6月中旬からアメリカへ旅立つため帰国した時には梅のシーズンは終わっている…。

…今年は梅ジュース楽しめ無いじゃん!

ということで出国前の「やることメモ」に梅確保計画を書き足しました。

買い集めるのは梅ジュースにすると美味しい南高梅が中心。

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ヘタとって、

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乾かして、

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ジップロックに入れたら次々と瞬冷凍機能で凍らせたあと、冷凍庫へ入れていきます。

一見簡単そうに聞こえますが、うちは470リットルある家族向けの冷蔵庫で冷凍庫だけでも100リットル分くらいあり、その中はほぼ食材で埋まっているのです。

どんだけ〜なお一人様(もちろん嫁募集中)


時間のある時に下ごしらえしておいた食材から、昨年作ったバジルジェノベーゼやトマトソースの他に、ストレス発散の衝動買いのベクトルを食材に向けているので、やたらと野菜や魚、肉なんかの冷凍食品が溜まったりします。

なので梅を買い集める前の5月の途中から冷蔵庫のスリム計画と称して出来るだけ片付けて来たのですが、なかなか空かない…。
最終的にご近所へ冷凍食品をおすそわけするという暴挙に出てやっと梅のスペースを確保することが出来ました。

旬>通年流通品

これに異論は認めない。


ということでなんと12kgもの梅の冷凍保存が完了しました。

昨年の梅の時期これを構想していましたが、よもや実現するとは!
これで理論的には来年の梅の時期まで毎月梅ジュースを楽しめるという梅楽園計画(ウメエデンプロジェクト)が完成したのでした。


…はぁ〜。やっぱり馬鹿だ。
でも、こんな自分が嫌いではない。


が、自分でも流石に少し引く(;一_一)

posted by Syan at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物

2013年度 梅酒DAY

もうすでに毎年恒例のとなりつつある梅酒製作。

今年で3年目になります。

昨年
http://balloonsyan.sblo.jp/article/56415851.html

一昨年
http://balloonsyan.sblo.jp/article/46058764.html


一昨年は、
・ホワイトリカー、基本形
・ホワイトリカー 氷砂糖少なめ
・ホワイトリカー はちみつ
・ブランデー 
・ブランデー 黒糖
と、ホワイトリカーとブランデーをベースに漬け合わせる砂糖を変えて色々チャレンジしてみました。


昨年は一昨年のブランデー梅酒の変わり味が面白かったのと、結局基本のホワイトリカーと氷砂糖のが美味しいね!ということで
・スピリタス
・ジン
・ホワイトラム
・熟南高梅+ホワイトラム
・ブランデー
・ホワイトリカー+はちみつ
・ホワイトリカー+氷砂糖多め
・ホワイトリカー+氷砂糖普通
・ホワイトリカー+氷砂糖少なめ

と、漬け込むお酒の種類を変えて色々やってみました。


そして今年は…
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ん?

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おっ?

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ま、まさかっ!

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あー!!やっぱり!


ということで昨年人気断トツナンバーワン!
梅酒歴3年目にして結論付けても後悔しない、間違いなく最強梅酒と断言できるスピリタス梅酒を中心に漬けることにしました。

最強たる所以はアルコール度数ではなく、強いアルコールの効果で梅の実から100%エキスを絞り出すことにより得られる最高の梅の旨味。
ロックがおすすめですが、ソーダで割ったとしても尚、梅の旨味は一番感じられる究極の梅酒です。

昨年度は「スピリタスがおすすめだよ」と教えてくださった方が24本の大人買いしてるのをみて正直少し引いていましたが、ふと気付けば僕も同じ道を歩んでいたという…。
師匠、オレが間違っていました!

まぁ、このスピリタス、高いのはアルコール度数だけではなくてお値段も同量あたりホワイトリカーの5倍ほどします…。
お高い代わりに嗜む量は1/5以下になるのできっと経済的。多分良心的。すぐに寝るので体にも良い!訳ないか…。



さて、今年はスピリタスを中心に漬けると決めた段階で次は好みの味の選定。
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昨年は青梅だけでしたが、今年はよくある梅の品種を幾つか選んで漬けてみようと思います。


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8キロ程ある梅のヘタ取りも洗い、乾燥ももう慣れっこです。
撮り溜めた「秘密のケンミンSHOW」とか見ながらさくさく終わらせます。


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昨年つけた梅酒以外の果実酒を整理して空けたビンを念入りに洗います。

ちなみに梅酒以外でも
・りんご酒2種
・洋なし酒
・もも酒2種
・すもも酒2種
・レモン酒
なども漬けてあります。

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洗い終わった瓶は軽く水気を取りますが、普段の様に完全に乾燥させなくても良いので手間が省けます。
なぜなら、今から入れるのは消毒用アルコールよりも度数の高い、世界最強のアルコールなのですから…。なんでそれが飲み物なのか未だに理解出来ません。おそロシア。


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瓶に梅と氷砂糖を交互に入れます。
毎年結論つけてますが、これは別に交互に入れる必要はありません。あくまで儀式です。
梅ジュースならまだしも、梅酒なんて漬けた次の日には氷砂糖の大半が溶けて下に沈んでいるんですから意味なんてほぼありゃしないのです。
でも無駄と分かっていても様式美に則って敢えて行うのが儀式というものです。

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秘密のケンミンSHOW的に言うならば
「積み重なった梅の上になんとまさかのスピリタスを豪快にイン」


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「次々と注がれる衝撃の光景が!」


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「なんとすべてのスピリタスを使いきってしまったー。恐るべしさいたまケンミンー。」


例年は4リットル瓶で漬けていますが、スピリタスの貴重さと、漬け分ける種類の多さで今回は2リットル瓶を中心に。
内訳は
・南高梅☓氷砂糖多め
・南高梅☓氷砂糖普通
・南高梅☓氷砂糖少なめ
・青梅(白加賀)☓氷砂糖多め
・青梅(白加賀)☓氷砂糖普通
・青梅(古城)☓氷砂糖普通
スピリタスは梅の旨味がそのまま搾り出されるので氷砂糖の量の変化は他の漬け方に比べてとても顕著に顕れると思います。


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漬けて1時間もすると梅の表面が徐々に侵食されていき、

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数時間経つと脱色されてしまいます。
綺麗な色してるだろ?青梅なんだぜ、これ。
青梅の瓶はやや青に、南高梅はやや黄色に色がお酒に溶け出してしまいます。


そんなこんなで今年の梅酒つくりは慣れた甲斐あってあっという間に完了!

今年は6月の中旬からアメリカへでのお仕事が入っており、帰国時に梅はもう売られていないことから頑張って漬け込みました。

実は他にも色々とやってみてるのですが、それはまた別の記事で…。



嗚呼…またバカだと後ろ指さされることをしてしまった…。

でもそんな自分が嫌いではない。

posted by Syan at 16:55| Comment(286) | TrackBack(0) | 食べ物

ベーコン燻製第6弾

先日漬けていた第6弾の燻製ベーコン製作の続編です。

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今回は2週間の期間を漬けてみました。


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大と小で味を変えてあります。


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まず味決めの一番大事な行程、塩抜き。流水が肉に直接当たらないようにして半日ほど水に浸しておきます。
これは季節により、元の塩分の量により、水の温度によりかなり差が出るので毎回シビアな調整と適当な感覚が必要です。
本来は経験がモノを言う作業だと思いますが、経験値の低い自分の場合には実際にはバクチみたいなものです(笑)


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肉塊そのままでは大きいのと、乾かしやすいように切り分けておきます。
この時点ではやや黒みがかかっていますが、このあとはピチっとシートの効果で生ハムみたいな色合いに。化学調味料や保存料とかは使っていないので色合いは市販のものみたいに赤くはありませんが、慣れてくるとそちらの方に違和感を感じるのでこれが美味しそうに見えます。

…自己責任で生で食べてみようか…。


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冬の間は外で一日放置させて風乾させておりましたが、梅雨に入った今はピチットシートなどの浸透圧作用を利用しながら冷蔵庫で半日ほど乾燥させます。


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お手製ダンボール製燻製器に入れてまずは温乾。
電気コンロで適度に温めて表面の水分を飛ばします。

そして燻製開始…。

今回は桜チップベースにざらめ、ピート、ウイスキー少々の鉄板燻し。
チップを足しながら、燻製器の温度に気をつけつつ4時間ほど。

そして出来上がったのが…

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こんな感じに仕上がりました。

前回は燻製器内の温度が上がりすぎて油滴る熱燻べーコンになってしまいましたが、今回はちゃんと温燻キープ。中身までは火の通っていない生ベーコンになりました。


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味ごとに分けて真空パック。
おすそわけする分は念の為にこのまましばらく熱湯で茹でて中まで火を通しておきます。

今回の味付けの乾燥としては
・ガーリックパウダーを大量に入れた方はガーリックの主張が強すぎて、お酒の欲しい味になる代わりに、料理に向かない変わり種に。
・生ローズマリーを多めに使ったからか、スパイスのバランスが寄っている感じで美味しいけど癖のある味に。
・塩加減がグッド!やや抜きすぎたくらいでしたが、そのまま食べて美味しい加減!

と、またしても狙ってはないけど、美味しい加減という気ままな出来上がりに。

最近、しょっぱすぎておすそわけ出来なかったご近所さんに煙のお詫びも兼ねて(燻すのは大体深夜ですが…)おすそ分け爆撃。


次回は帰国してから第7弾にチャレンジです!
次は久々にブラックペッパーオンリーのシンプルバージョンも漬けてみようかなぁ♪

美味しい趣味は気ままに続きます。

posted by Syan at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物