2013年03月24日

ごぼうチップス

よくパフォーマーさんや友人と飲み会などをするのですが、その時に作っていって驚かれ&喜ばれる鉄板おつまみがこのごぼうチップスです。

お世話になったある方の奥さんから作り方を教えてもらったのですが、手間はかかるけどそれを凌駕する美味さ。ぜひお暇な時に一度試してみてください。


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まずごぼうを用意します。教えてくださった方曰く、これに使うごぼうは春に採れた柔らかいものが最良。味に天地の差が出るらしいです。
しかし僕はグルメでは無いし、食べたいのは年中ですのでそんなセレブな事は考えません。

ごぼうは上記写真のように外側と内側の二層に別れております。外側は柔らかいけど密度があり、内側は硬くて意外とスカスカ、間にある黒ずんだ層には苦い味が入っています。

さて…

気づいた方もいるかと思いますがこのごぼうチップスに使うのはごぼうの外側だけなのです!
きゃー贅沢ー!
きゃーもったいなーい!
きゃー竜さーん!
という方もいると思いますが、余った内側もちゃんと煮物に使えるのでご安心を。

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本来は愛情を込めて包丁でうすーくほそーく表面だけを削ぎ切りにして行くのですが、ここは男料理。手軽にピーラーでそいで行きます。
前述したとおり間の黒ずんだ層には苦味があるのでそろそろかな?と思ったら思い切ってやめちゃってください。

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内側だけ残りました。
これもちゃんと煮物に使いえますが、旨味の外側がないのでやっぱり抜けた味になります。濃い味付けの煮物がおすすめ。


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ピーラーで剥いた外側はかなり長くなります。


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これを好きなだけ剥いちゃって下さい。(この時は作りすぎました)


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長いままだと作りにくくなるので、適度な長さにきって軽く水で流します。
ごぼうの成分は水に溶けやすいとテレビでやっていたのでざっとでよいです。ざっと。

※本来はこのあとしっかり水を切って半日ほど天日干しするのが一番良いのですが、いつも思い立った時にしか作らないので、その工程はほぼ飛ばしてしまっております。天日干しは美味さも凝縮されるし、栄養素も高まるので時間があったらそちらをおすすめしています。


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天日干し分の水分を飛ばすために、フライパンでひたすら炒っていきます。油は引かなくても大丈夫!
サラダスピナーやペーパータオルを使って水分を極力減らしておきましょう。
火は極弱火。炒めるというより温める感覚でとにかくひたすら混ぜながら水分を飛ばします。

※手抜きの裏ワザですが、上からドライヤーの温風を掛けながら混ぜると水分の飛びは早くなります。


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たぶん30分以上水分を飛ばし続けてこんな感じです。しっとりしていたごぼうも大分乾燥して来ました。


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さらに30分位。ほぼ水分が飛んでカラカラになったところで


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細切れにした牛肉を投入です。
これは冷凍庫から出してレンジで軽く熱を通してあります。
売っている大きさでは大きいので1cm幅ほどに細かく切っておくとごぼうとサイズが一緒になります。

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せっかく水分が飛んだごぼうですが、牛肉から出る肉汁と油で少ししっとりします。
更に炒めつつ、


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牛肉にしっかり火が通ったら仕上げのだし醤油!
このレシピを教えて下さった方に紹介してもらったものですが、これに限らずどの料理にも合い全力で素材の味を引き出すめっちゃおすすめのものです。
ただ、ちょっと高いので大事に使います…。

一度火を止めたら、だし醤油をぐるっと2週ほどかけまわしてすぐにごぼうと混ぜます。


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火を極弱火でつけ、再度カリカリになるまで炒め続けたら完成です!

天日乾燥を飛ばしてひたすらフライパンで作ると大体1時間半位かかってしまいます。
計画性をもって作れば、天日乾燥や扇風機などを使って水分を飛ばし、実質1時間弱くらいで作れると思います。

見た目は落ち葉や枯れ木の様に見えますが、食べてみたら絶品!

噛み始めてから10秒後くらいにごぼうの旨味がドバーッと出てきて一度食べたら止まらない、それでいて材料はごぼうに牛肉、油分も牛肉から出たものだけというとてもヘルシーなおつまもになります。

しかもほぼ乾物と化しているので日持ちもします^^

見た目はアレな食べ物ですが、誰もが絶賛するというこのごぼうチップス、ぜひともチャレンジしてみてください。
posted by Syan at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理