2013年03月26日

対馬旅行その2「サバゲー」

その1より

本来この対馬旅行の一番の目的は対馬の海へ潜ることだったのですが、メンバーの大半が潜りより釣りを選択したことにより、
このサバゲーが一番の目的となっていました。

サバゲー:サバイバルゲーム (Survival Game/Airsoft) [1]とは、主にエアソフトガンとBB弾を使って行う、概ね20世紀以降の銃器を用いた戦闘を模す日本発祥の遊び、あるいは競技。
英語ではエアソフト (Airsoft) と呼ばれ、アメリカ合衆国発祥の「ペイントボール」と並んで、銃器型の道具を用いる遊びや競技として楽しまれる[2]。

要は子供の頃のBB弾鉄砲の遊びを大人が本気でやると捉えて下さい。

1月くらいのある日、対馬旅行についてので電話がかかってきて
「サバゲーやることになったから、3000円くらいの銃を買ってきてねー!」

自分の目的はあくまでスピアフィッシングだったし、荷物が増えるのはあまり好ましくないので適当に銃を買っていこうかなぁと思ってました。

ネットで3000円くらいの銃を探してみると…

「R10指定-10歳未満は使用制限」

……。

いやいやいや!
あの!あの!あのやりだしたらとことんやっちゃう人種のパフォーマー達がR10なんかで満足するわけ無いでしょ!
これは絶対にみんなR18以上を選んで来るでしょ!九州勢め!僕はだまされないぞ!

と別に騙す気はないと思いますが、絶対に当日はみんなガッツリした銃を持ってくると踏んで、こちらもサバゲーについて徹底的に下調べを行い、メインとなる銃を選定したり装備品を買い集めました。

とはいっても遊びは遊び。あくまでスピアフィッシングがメインであるから荷物を増やす訳にはいかないし、そもそも今後もサバゲーなんてやるとは限らない。

まずは小手調べとして適当な装備で参加して手応えを掴んでみよう。


と、節約家(?)のSyanさんは思った訳です。


そして当日…。










DSC_0264.jpg
URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
アイム パフォーマー!

僕も、やりだしたらとことんやっちゃう。そんな人種です。

思った通り、
DSC_0271.jpg
言い出しっぺのCHIKIさんもフル装備。しかもスナイパー仕様。


DSC_0260.jpg
この2人。どう見てもノリノリです。


DSC_0265.jpg
ちなみに他の人は迷彩服こそ着て来なかったとはいえ、黒や緑をベースにした服に、手にはどう見てもR10ではない電動ガンの数々。

ほら見ろ!やっぱり!そんなあなた達が大好きです!(笑)



フィールドはホントは滞在先の裏の山林でやる予定でしたが、久々の里帰りに会いに来た先輩さんが務めていた施設の裏山を使わせて頂くことになりました。
ハイキングコースなども兼ねているので見通しの良い場所や茂み、施設などサバゲーフィールドとして完璧に近い会場を用意してもらい、気分は否が応にも高まります!

サバゲー経験者は1人しかいなかったので、ネットなどから情報を調べていろんなルールでの戦闘を経験してみます。

@殲滅戦
チームをふた手に分けて相手チームメンバーを殲滅したら勝利。
1http://www.youtube.com/watch?v=HGUdhbuyUJM

Aフラッグ戦1
相手陣地のフラッグを先取した方が勝ち。またはメンバーを殲滅しても勝ち。
http://www.youtube.com/watch?v=6nJ2B1Ge6Aw

Bフラッグ戦2
中間地点に置かれたフラッグを自陣地に持ち帰った方の勝ち。
http://www.youtube.com/watch?v=b1DvRQPIS28&feature=youtu.be

Cバトルロイヤル
自分以外全て敵。最期の1人になるまで戦い続ける。
http://www.youtube.com/watch?v=3IsEiLQOVbE

Dタッグバトルロイヤル
ツーマンセルでチームを組み、最後まで残っていたチームの勝ち。
http://www.youtube.com/watch?v=aNw3HkqtDb4

Eシチュエーション戦
1.制圧戦
守備側と制圧側に別れて生き残りを競う。守備側の立地が優れている場合が多い
3VS6 http://www.youtube.com/watch?v=c-xLrdVXocM

2.装備限定
フルオート銃はセミオートにしたり、電動マシンガンは使用禁止にしてハンドガンのみでプレイ。

3.テロリスト制圧戦
電動マシンガンをテロリスト数人側に渡してそれをハンドガンのみで撃退する

4.タイマン勝負
1対1で勝負。トーナメント制もあり。

5.スパイ戦(今回はやってないです)
こっそり指定されたスパイが一定の距離を越えた所で寝返ることが出来る。タイミングや方法は自由。


などなど、これ以外にもルールを作ってみたり、その場のノリで始まったりしながらいろんなルールでプレイをしてみました。

ちなみに…動画撮ってる時は大概撃たれて終わってますが、オレツエーの活躍している時だって結構あるんですからね(´Д`)
いい武器持っていたので、出来る限りゲームを動かすためにアクティブに動いていたので…ゴニョゴニョ…


結局午前9時から午後4時まで、お昼ごはん食べずに7時間ぶっ通しで全力プレイ。

大きな子どもたちの集中力はきっといつまでも衰えることはないのでしょう。

このフィールドの他にも滞在先の家の周囲や、当初予定だった山林など暇さえあれば毎日のようにサバゲーをやったり、部屋の中でも銃をいじったり、ネットで新しい銃やパーツを購入したりと、完全にみんなハマってしまいました。


さて、時をほぼ同じくして関東でもダメじゃん小出さんがサバゲーに参加したという話題からサバゲー熱が高まって来ていたので、一応経験をした初心者として「今回やってみて感じた事をつらつら書いてみようかと思います。

1.迷彩服は凄い!

DSC_0277.jpg
よく見ると分かると思いますが(そもそも隠れる立地が悪い(´Д`))
上下で4980円とかで買った安い迷彩でも着てるだけで全然視認度が下がります。
他の方が言うには、今回は迷彩着てる相手の時だけ一瞬目を離すと見失ってしまうので、全然反撃出来なかったといっておりました。
でもシチュエーションにもよりまずが、茂みの中では黒や緑の服も見えにくかったので必須では無いかもです。
迷彩服にはいろんなカラーがありますが、日本の場合は「マルチカム」というカラーがあればある程度対応が出来ると思われます。

2.白や赤は目立つ!
メンバーの中に服の一部が白や赤の方がいたのですが、対峙したときには少し動くだけでも自然界では不自然なカラーなのですぐに分かり、色を目掛けて攻撃する事が多々ありました。
迷彩でない場合でも自然界にあまり無いような目立つ色はさけましょう。

3.靴選び
下調べの時に靴選びの重要性を知っていたので、今回はトレッキングシューズを履いていったのですが、これは大正解でした。
山の中や土の上を駆けまわるので、くるぶし以上までをガードしているトレッキングシューズは怪我もしにくいし、土なども入ってきにくい、絶対にお勧めです。
僕はネットで評判だった
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B006VQ8FYK/ref=oh_details_o09_s00_i00?ie=UTF8&psc=1
こちらを購入してみましたが、値段の割にしっかりしており、チャック式なので着脱も簡単でとても良かったと思います。サバゲー用以外にも色々と用途があるかと思いますので、せっかくならあったほうが良いと思います。

4.ゴーグル
今回、プレイしてみて一番痛切に感じたのがゴーグルの曇りでした。
これは他のメンバーも完全に同意。
一応曇り止めを塗ってはいても凝結して水滴がアクリルを濡らすので、視界が完全に悪くなり危険となります。
曇らない「メッシュタイプ」のものも試してみましたが、視界の半分に金網が入るので視界が暗くなったり、細かい情報を見落としやすくなります。
サングラス型のゴーグルもありますが、サバゲー専用で無い限りBB弾が当たると割れてしまう可能性もありますのでご注意下さい。
帰りのフェリーの中でamazonポチをして、実際試してみて完全に大丈夫だと思ったのは
東京マルイのプロゴーグル
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001VZP93Q/ref=oh_details_o00_s01_i00?ie=UTF8&psc=1
でした。ファンが付いているので、試しに近所を走ってみても全く曇らず、お風呂場で曇らせた後にファンの強をつけたら一気に曇りが晴れるなど曇り知らずな感じです。
ただ、電動ファンやバッテリーの関係でフレームが大きくなっているので、一部のヘルメットや帽子がかぶれなくなるとのこと。
それでも曇ってしまうよりはよっぽどマシです><

5.電動ガン
とりあえずハンドガンタイプはこまめなチャージをしている暇はないので、電動マシンガンをおすすめします。
出来れば200発くらいは入れることの出来るもの。ボトルにBB弾を入れて都度補充しても良いのですが、ボトルやローダーは走るとジャラジャラと音を立てるので、実践ではほぼ携帯することが出来ません。
どのマシンガンがおすすめかは、人それぞれの好みなのでなんとも言えないですが…。ハイサイはやばかったです。普通の人は1発あたるくらいなのに、ハイサイだと打たれたら3発くらいが高威力で当たります。敵にはしたくないと、自分の銃を人に貸した時に思いました…。

ちなみに、ハンドガンでもフルオート機能付きで100発の拡張マガジンとかが付いているタイプは、普通に電動マシンガンとも打ち合える位有用性がありました。もちろん射程は短いですが携帯性が高いので人によっては強い武器になるかもです。

6.BB弾は多めの携帯
電動マシンガンを使っている人は特にですが、かなりの頻度で玉はなくなります。
事前に、使うと思う量の倍くらいあると安心出来るかもしれません。

7.電池パック
フル充電しておけばほぼ問題なく一日使えると思いますが、それでもメンバーの中で電池が切れて電動ガンが使えなくなってしまった人もいました。電池パックはそれほど高いものでもないので予備は1つくらい合ったほうが良いと思います。
また、野良フィールドだと電源が確保できないのでパフォーマーなら御用達ののGANGANがあると安心ですね。


と、完全にサバゲーの記事になってしまいました。
自分でもここまで興味を惹かれるとは思っていませんでしたが、ここまで自然の中を駆けまわったり、風の音に合わせたり移動したり、木々に身を委ねたりしながら遊ぶ様な遊びはしてなかったなぁと、子供の頃に山の中が遊び場だったことと重ねあわせていたのかもしれません。

そして男は何時まで経っても男の子です。鉄砲が大好きなんです(戦争が好きと言うのとは違います)
関東でもサバゲーに興味のある方が多かったので、4月にはとうとう第1戦が予定されておりますが、きっとパフォーマーさん達ならどっぷりハマることになると思います( ̄▽ ̄)ニヤリ

九州チームはおそらく、前回の経験から全員が電動マシンガンのハイサイに持ち替えてくるでしょうし、いつかサバゲー対戦を通してでも、全国のパフォーマーが交流できたら面白いなぁと思います。
パフォーマンスだとジャンル内で上下争いや対立が生まれたり、場所取りや投げ銭関係でギクシャクしてしまうこともあるかもしれませんが、共通の遊び、趣味。
これは面白いつながりが出来るかも知れません。
posted by Syan at 03:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 趣味

対馬旅行その1「ファイアマスターと海王アバサー」

すでに半月以上前の事になりますが、九州パフォーマーさん達に同行させてもらい、3泊4日で対馬へ遊びに行って来ました。

前日のうちに羽田空港の近くへ宿泊して、朝一の飛行機で福岡へ。そして港へ向かい、4時間掛けて対馬へフェリーで移動しました。

DSC_0251.jpg
総勢10名の大移動。対馬へ向かうまでに陸・海・空全てを使い到着です!

滞在先は対馬出身のパフォーマーさんがいらっしゃったのですが、その方の祖父宅へおじゃまさせてもらいました。
数年前にはお亡くなりになっていらっしゃったですが、今でも親族の方が管理されているとのことでとても綺麗でビックリするくらい広くて立派なお家でした。

色々と素敵なところは沢山あったのですが、個人的に一番楽しかったのは薪風呂。

10人もいると食事、風呂、トイレは結構問題になるので到着次第確認したところ、どうもガスが使えない…。
あれ?お風呂どうやって使うんだと思ったら、

DSC_0256.jpg
ふぉっ??

なんじゃこりゃ?

DSC_0255.jpg

うむむ???


ピーン!


これ!テレビで見たことある薪風呂だ!

使い方はよく分からなかったですが、内外の設備から推測して

1、湯船に水を張る
2、薪を炊いて火を燃やす
3、適温になるまで薪をくべ続ける
4、あとは温度差で勝手に暖まる。
canvas.jpg

簡単なイラストで申し訳ないですが凄くシンプルな仕組みながら、なるほどと思ってしまう作りになっています。
(薪風呂って湯船の下から熱してると思っていました。)


お風呂は数年使われていなかったらしく、ボイラーの掃除から。
薪は沢山用意されていましたが、ボイラー用に割くところからの作業です。

うーん!楽しい!
数人がかりで3日分の薪を割って

DSC_0258.jpg
このあたりは埼玉のファイアマスターと呼ばれたSyanの腕の見せ所。

「全ての力の源よ 輝き燃える 赤き炎よ 我が手に集いて力となれ」

ハーッ!

DSC_0278.jpg

くっくっく!俺様の魔力もまだまだ衰えちゃいなかった様だな!

などと宣いながら、替りに火の番をして1時間半くらいで湯船一杯が熱くなりました。
お風呂は10人順番に入ることになったのですが、シャワーが無いため湯船からの汲み出しで賄うため、残念ながらお湯に浸かる事は出来ませんでしたが、体に掛けるだけで芯まで暖まる不思議なお湯でした。
聞いた所によると対馬は水道水から凄く品質が良いらしく、それを薪で暖めたらそりゃあ良いお湯になるに決まっていますね。
遠赤外線効果?で温泉みたいな温まり方をしていたのもそれかもしれません。



さて、日程的にはサバゲーが先だったのですが、書き物的に先にスピアフィッシグの方を。

本来この対馬旅行は昨年の10月くらいに
「対馬出身の子がいるから対馬に潜りに行くべー」
といった企画から始まりました。

しかし季節は巡り巡って3月初旬。
海の季節は陸の2ヶ月遅れと言われますが、それでも1月初旬。完全に冬に入っています。

ということで10人のメンバーの中で潜るのは僕とCHIKIさんの2人だけ。あとは釣りに精を出しておりました。スピアフィッシングは魚を獲るだけが目的じゃない、海に抱かれる事で自然の偉大さと素晴らしさを楽しむのも醍醐味だというのに(´・ω・`)


DSC_0279.jpg
毎回恒例、潜る前の雄姿。
右手に持つはかの伝説の名槍、グングニル(4m、チョッキ銛、チタン継ぎカーボン製)


冬の海は初めてだったので、気合を入れて普段の5mmのウェットの下にフードベストを着込んでの挑戦!

これなら大丈夫!と気合を入れて潜りにいきましたが、
背中のチャックを閉め忘れていたことに気付いたのは入水後。大量の冷水が入り込んできて思わず悲鳴を上げてしまいました。

チャックを締め直したら2分ほど動かずじっとして入り込んだ水を体温で温めます。
ウェットスーツはドライスーツと違って、一度入れた海水を温めることで体温を維持する仕組みになっています。

うん、動ける!これくらいならなんとか大丈夫!

ダイバーズウォッチで確認すると水温14℃体感だともう少し冷たい気もしますが、分かったところでどうにもならないので魚を探していきます。




この日は風も強く、波も高い。しかも対馬は海流のぶつかり合う島。
バディがいるのは心強いのですが、初めて来た海ということもあり最初に決めた約束事は

「絶対に無理をしないこと。生きて帰る」

少しでも危ないと思ったら引き返す様に取り決めました。

波の少ない湾の中で魚を探しますが、なかなか見つかりません><
潜った場所が悪かったのか海底には餌や隠れ家になる海藻が少なく、魚がいても雑魚や獲っても美味しくない魚達ばかりです。

http://www.youtube.com/watch?v=1_Ug1VTPvzM

http://www.youtube.com/watch?v=sNIyuz13vHE

http://www.youtube.com/watch?v=9igkzrdp7PA



少し欲を出して沖の方へ行くことになり移動すると…

水深と共に急に魚のサイズと魚種が増えました。

普通に50cm〜の魚が泳いでいますが、それに伴い海流が明らかに強くなっています。

CHIKIさんと見合わせて適当な魚を獲ったら引き上げることに。
この時点で大体1時間半程潜っていたので手足の末端の感覚が少し鈍くなってきていました。

大きな魚にもチャレンジしましたが、回遊型なのでチャンスも少なく残念ながら時間切れ。
少し前に目星をつけていた漁場へ戻り手土産用の獲物を獲りにかかります。



DSC_0280.jpg
そして獲ってきたのがこれ。

ハリセンボン、沖縄地方の呼び方は「アバサー」という高級珍味の1つでもあります。

http://www.youtube.com/watch?v=lgUAiEjAsBw
珍しく丁度動画撮っている時だったので映像が残っていますが、膨らんだ時にはかなりテンション上がっています(笑)
見事狙い通り体と肝を傷つけないように口の端を貫いていますね(・´з`・)

正直、ちょい深いところを無警戒で泳いでいるので銛人としては面白みに掛けますが、今回は今年初潜り。無理はしないのでとりあえず食べたことの無い魚種に期待を掛けます♪

DSC_0281.jpg
「とったどー!」

大きい方は膨らんでバレーボールくらいの大きさになっているので結構重い><
しかも風がめちゃめちゃ強いので顔がすんごく引きつっています。

すぐに流木を集めて焚き火をしたり持ち込んだコンロでお湯を沸かしてスープやカップラーメンを食べて着替えてホッと一息。
ひと通り釣りの冷やかしをして帰投。



早速アバサーの調理に掛かります。

アバサーが食べれるということは、秘密のケンミンSHOWでバッチリ見ていたので確証があったのですが調理法や捌き方は分からないので、帰宅途中にスマートフォンで下調べ。

…便利な世の中になったもんですね。

DSC_0282.jpg
箱の中では海水を吐き出して小さくなったアバサーさんが。

ふぐ目なので生命力はとても強く、箱からだしてもバタバタと暴れ回るアバちゃん。

DSC_0284.jpg
トングで抑えながらハサミでトゲのついた皮ごとバリバリと剥がしていきます。
要領はカワハギなんかと一緒だったので、結構楽しかったりします。


DSC_0285.jpg

DSC_0289.jpg
ほとんどの魚は三枚おろしくらいなら出来ますが、こういう風な専門的な捌き方の魚は試行錯誤が面白いです。

DSC_0295.jpg
綺麗に剥がれた皮。
順調のようにみえますが、手のあちこちを鋭い刺で刺されるので結構苦戦しました><

DSC_0296.jpg
皮を脱がされたアバサーさん。
まんまるに見える体ですが。実は頭周りと背骨周りにしか肉は付いていません。
でも、この肉がほぼフグの様な食感と味、そして骨から出てくる出汁がなんとも絶品らしいです。

左に見えるのは肝ですが、ほぼ肉と同じくらいの量がとれました。


DSC_0298.jpg
泡盛はなかったので、焼酎に漬けて臭みを取り除きます。


DSC_0297.jpg
本体は頭ごとぶつ切りにして鍋の中へ。肉の質感は鶏ももみたいな感じで、唐揚げとか刺身にしたら絶対に美味しいですが、人数が多いのでみんなで食べれるアバサー汁に。

水を入れたら弱火でコトコト煮込み丁寧にアクをすくい、くさみが抜けた肝に同量の味噌を混ぜて手で潰したら筋を取って鍋の中へ。

あとは沸騰しないように煮込んだら完成です!

DSC_0299.jpg
食べる直前にはネギをいれましたが、ほぼアバサー本体+味噌のみで出来たアバサー汁!

沖縄では美味しさと希少感から高級珍味として親しまれているそうです。


食べてみると、煮込んだにも関わらず肉にはしっかり味が残っており濃厚なフグっぽい味がします。
汁はまさに絶品で凄まじく濃い出汁と、肝の濃厚な旨味。
肝は結構クセがある場合が多いのですが、アバサーの肝はほぼクセがなく一日経った次の日でも臭みが出ずに美味しく頂けたのがその証拠でしょうか。

動画を見てもらったら分かる通り、獲るのは易くても持って帰るのがしんどいハリセンボンですが、今度見つけたら絶対に肉を唐揚げにしてたらふく食べてみようかと思います(・´з`・)

カワハギも動かず楽に獲れる美味しい獲物ですが、易くて美味いターゲットにバッチリ追加です。


その2へ続く






posted by Syan at 01:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 趣味

2013年03月25日

球の歴史

少し前にフォルダの整理していたら出てきた一枚の写真。

DSC01969.jpg
実はこれが僕のバルーンショーのクライマックスを飾る
「球体変形(トランスボール)」
のデビュー時の写真なのです。

あ、トランスボールという名前はいま適当に付けました(´・ω・`)
普段は「玉」とか「球体」とか「アレ」とか適当に呼んでいます。


玉のデビュー時の日時は

2009年10月12日

IKSPIARIの秋のフェスティバルというイベントに参加させてもらった時のことです。

今でこそIKSPIARI出演パフォーマーとして通うようになりましたが、当時はプロ転向後1年ばかり。まだまともなパフォーマンスショーも出来無い頃でした。

この時のご依頼はハロウィンイベントの一貫だったので、ドラキュラの格好をしてロービングしながらバルーンをプレゼントするという企画でした。
当然ショーの出演もありません。

ただ、一番最後にショーやプレゼント、教室等全てのパフォーマーが一同に会する機会がありその中で3分ほどの持ち時間でアピールタイムがあるとのことでした。

当時プロに転向したとはいえ、活動自体はほぼアマチュア自分にとって、IKSPIARIは上がったことのない大舞台であり、フェスティバルには静岡大道芸で何度も見たことのあったデイビッド・ラムゼイさんやペッピ・ザ・クラウンさんも参加されていた本当に凄い機会でした。

せっかく声を掛けて下さったイベント会社さんにも何か見せたいというところから何週間もずーっと3分に何をするか考え続けました。

色々と案を出したり、試作をしてみたけども満足の行くものが出来上がらない。
そもそもパフォーマンス自体をほぼやったことがない時期だったのでショーの作り方が分からない。
グルグルと頭の中を何度も巡った後に出た答えが

「自分の好きなことをやろう!」

でした。
誰かにアピールするとか、良く見て貰いたいとかじゃなくて好きなことをやる。考えるのに疲れただけかも知れませんが、自分の一番シンプルなところにまとまりました。

そこで思いついたのがこれ。

CIMG0974.jpg

CIMG0995.jpg

CIMG1007.jpg
その年のツイスターズというバルーンの大会でやったコスチューム部門でのトランスフォーマーでした。
丁度その時にトランスフォーマーが公開されていたというのもありますが、作って来たものを着るだけのコンテストにつまらなさを感じていた自分は子供の頃遊んでいたトランスフォーマーのおもちゃで一番楽しかった変形を表現してみようとトラックからコンボイへの変形をやってみたのです。結果はもちろん受賞出来ませんでしたが、自分でめちゃめちゃ楽しかったのとお客さん達が「一番おもしろかったよ!」「やっぱり変形は燃えるわ!」
と言ってくださったのが心に残っていました。

その時に冗談で受け答えていたのが「変形、変身は男のロマンですよ!」
というものだったのですが、男のロマンまで行かずとも自分がやっぱり子供の頃から好きだったりしたのです。


話は戻って、IKSPIARIのフェスティバル。
前述のとおりハロウィンイベントの一環でもあったのでそれを活かして、
尚且つ変形させて観客の度肝を抜く。

そして変形するなら出来るだけ緻密で大きなもの…。

そして考えついたのが


DSC01969.jpg

CIMG1917.jpg

CIMG1920.jpg



ちょっと見えにくいですがハロウィンかぼちゃが大きな鳥に変わると言うものでした。

翼は小さく丸めたり折りたたんだりすることができるけども、開くと大きく広がり作品に大きさを生み出す。

そこから生まれたのが翼を大きく活かした形状の「鳳凰」でした。
ちなみに和装の最初もこの時でした。周りは外国人パフォーマーさんばかりと聞いていたので思い切り目立つために和装っぽいので行きました(笑)

今でもハロウィンシーズンにはたまにやったりするのですが、あれはスペシャル版ではなくすべての原点だったりします。

さて、IKSPIARIでのイベントは思った以上の好感度を頂き、無事終了しました。
終わった後ペッピさんが握手を求めに来て下さったり、ラムゼイさんが「あんな凄いの初めて見たよ!」と言って下さったのが本当に心に残っていて、未だに昨日の事の様に思い返せます。


このIKSPIARIでの鳳凰には確か一晩掛けて作ったためとても製作の難しいものとして、苦手意識を持っていてその後ショーをやるようになってもずっと封印しておりました。

その後これが陽の目を見たのは

48995946_399328042.jpg

モザイク大道芸フェスティバルでの準グランプリ受賞でしょうか。
初出場にも関わらずの準グランプリ。当時からお世話になっていたCHIKIさんからのアドバイスのいくつかは未だに自分のショーの基本として一番の芯になっています。

そして、当時使っていた目玉のオヤジや、スティッチなどのネタは何度も改良やコンセプトチェンジを経ても未だに現役として使われております。
(ちなみに初めてトランス状態になったのもこの時でした)


その後も
R0076885.jpg
「鳳凰って朱雀とか不死鳥とかフェニックスとか火の鳥とか色々呼ばれるし分かりにくいよね…」
ということで生まれたドラゴンや

550527_355852317842438_1051521741_n.jpg
「あ、翼あるならペガサスいけるべ」
と生まれたペガサス
(この作品は一時期Spicaというコラボチームへ貸出ししてたので封印してました)


R0074638.jpg
お正月なら許されるかな…とアレンジのツル



RIMG0819.jpg
ペガサスと同時期に生まれた翼シリーズの「シルフ(風の妖精)」の改良版のティターニア
(この作品はにぢゅうまる企画のまるゆんさんにアイディアを沢山頂いております)

あとは未だに封印中のグリフォンや、限定物の白龍&黒龍(ドラゴンではなく)、雪だるまから出てくるスノードラゴンや、モンハンのリオレウスなど、カラーリングも合わせると実に十数種類のバージョンが生まれております。

ネタ帳にはあと十種類ほどメモをしてありますが、使いどころが難しいためいつ頃から陽の目を見ることになるのかは分かりません。(ヤマタノオロチとかハーピーとかガルーダとか…)

上記の作品は突然思い浮かんだ訳ではなくて、2010のさっぽろ雪まつりに行った時にすすきのの氷彫刻エリアで見た作品の立体彫刻の素晴らしさと、出展作品や受賞作品がどれもファンタジー系だった事に感化されてそれをバルーン化しようと思いいろいろ試してみた結果です。

CIMG2707.jpg

CIMG2709.jpg

CIMG2710.jpg


CIMG2711.jpg

CIMG2714.jpg

CIMG2716.jpg

CIMG2718.jpg
今明かされる、究極のネタバレ!
ハクトウワシネタは「なんか曲ピタでバシっと決めれるかっこいい作品ないかなぁ…。あ、雪まつりの時の写真見るべ」
で生まれたネタだったりします。




ネタバレついでに一番の鉄板であるドラゴンが青い理由は

CIMG0927.jpg
ツイスターズ2009でチーム製作したドラゴンが青だったのでそのイメージをずっと持っているということと、黒の次は青が好きと以前は言っていた事、

そして当時テレビ放送されていた「爆丸」というアニメの中に赤いドラゴンが出てくるらしくショーで赤バージョンをやると「爆丸だ!爆丸だ!」と言われるのが嫌だったことがあります(笑)
少年達よ!言っておくが、お兄ちゃんはそんなの知らないからな!どっちかというとこっちの方が早かったからな!( ー`дー´)キリッ



と、まぁ、一枚の写真からよくぞここまで広げたものだと思いますが、個人レベルで話してきていた作品の由来や、元ネタなんかもまとめてみるのもたまには良いのかなぁと思います。

少しでも、今パフォーマーを目指している人や悩んでいる人の参考になったら嬉しいです。

次はマスクの由来や、歴史なんかをまとめてみるのもいいかなぁ^^

posted by Syan at 23:25| Comment(1) | TrackBack(0) | バルーン

自作炭酸サーバー

ブログカテゴリが「趣味」なのか「料理」なのかどちらか迷います。

実は1年半ほど前から使っていた、Syanの超おすすめアイテム。それが自作炭酸サーバーです。

以前から何度も紹介してきたお釜炊きご飯につぐおすすめ度といえばどれだけ凄いかわかりやすいかと思います(多分)

なぜ1年半も使っていたものを今更記事にしようかと思ったかというと…

DSC02112.jpg
祝、エンプティ!
1年半使ってやっとボンベ1本が空になりましたぜ!

実証実験も兼ねて無くなるまで使ってみようと思っていましたが、思った以上の結果。これは自信をもって紹介出来るってなものです。

まず、なぜ自作炭酸サーバーを作ろうかと思ったかというと買ってくるのが面倒だったのが理由です。( ー`дー´)キリッ

炭酸水はコンビニなどでも1リットル100円くらいだったり結構お手軽なイメージがありますし、自作炭酸キットなども今はハンズなどに行けば手軽に販売されております。

が、僕は梅酒やら柑橘系の濃縮液を飲むため使用頻度が高いという事の他に、炭酸だけをガブガブ飲みたいという欲求がありました。
ハンズのキットは買い続けると意外と高いし、飲みたい時に毎回コンビニに買いに行くのは面倒…。

じゃあ、自宅で安価で製造出来たらいいよね!
というのがキッカケとなります。

DSC02123.jpg
そこでキーとなるのがこの業務用炭酸ボンベ、通称ミドボン(緑ボンベ)
バーや出店などではお馴染みのものですが、一般家庭には置いてあることは少ないと思います。

この緑ボンベ。本体は7600円ほどですが、そのうち5000円はデポジット料なのでお店に返却した際に返してもらえます。
要は1本5kgの炭酸入りで2600円。よく飲むとはいえ一人暮らしが飲み続けて1年半。コストパフォーマンスの高さは半端無いです。

し・か・も!

自作出来るということは炭酸の加減も自分で調節出来るということです。通常よりも炭酸の付与を高くした

「強炭酸」

とか魅力的なものも作り放題ですぜ!
しかも、果物ジュースを耐圧ペットボトル(炭酸ジュース入っていたもの)に入れ替えて炭酸付与すると果汁100%の炭酸ジュースなども作れてしまう。

これは一家に一台あっても良いくらい素敵なアイテムでしょう!


ただ、ミドボン単体では炭酸は作れないので、ここからが少し面倒です。

DSC02124.jpg
これはミドボン本体から炭酸の圧を調節しながら出すための部品。レギュレーター(減圧器)
です。
実は…これが地味に高い(>_<)

正規の値段だと8,000〜10000円程だと思います。
ボンベが安いだけにちょっと残念な値段ですが、これに関しては必要経費です。

しかし!運良くオークションやネットショッピングなどで出されていると4000円位で買えたりします!
自分もそのくちで、ヤフオクで売られていた備品を購入したので4500円ほどで入手出来ました。

また、オークションに出しても取引があるということはもし買った後に飽きてしまったとしても、そのまま出展すれば新品を買ったとしても半分くらいは帰ってくるし、オークションで入手して、オークションに出展すれば差し引きほぼ無しで使うことも出来るのです。

これに関しては方法はいくらでもあると思いますので、いろいろ試して下さい。



DSC02125.jpg
レギュレーターからホースを通してこちらが差し込み側となります。先端がプラグとなっており


DSC02126.jpg
ペットボトルの蓋を改造したこちらにソケットが付いております。


DSC02128.jpg
プラグをソケットにはめると「カチッ」としっかり固定されます。

いきなりプラグとかソケットとか、更に細かく言うとレデューサーとか実は色々と材料が必要となりますが、細かい作り方は「自作 炭酸サーバー」などと調べると出てくるのでそちらにお任せします。

このブログではあくまで紹介のみ!
面倒だから …調べる楽しさを奪ってはいけないですからね!


DSC02129.jpg
もともと炭酸水の入っていた1リットルペットボトルの7〜8割くらいまで水を入れて冷蔵庫で冷やしておきます。水が常温のままでは二酸化炭素が溶け込みにくいからかどうしても弱い炭酸になってしまいます。
逆に凍る寸前まで冷やしてみた時もほとんど溶け込まなかったので、やっぱり冷蔵庫くらいが適温だと思います。


DSC02130.jpg
軽く蓋をあけたら空気分を追い出して


DSC02131.jpg
逆さまにしたら先ほどのプラグを差し込み、
レギュレーターのバルブを開きます。


DSC02132.jpg
写真だと少なめですが、実際には勢い良く二酸化炭素が流れこんで来てペットボトルがパンパンになります。


そのままにしておくとあまり溶け込まないので、


DSC02134.jpg
両手で掴んでバーのマスターになった気分でペットボトルをシェイクします。
水と空気がしっかり混ざるように…

実はこれ気分だけじゃなくてほんとにカクテルシェイクの練習にもなります。
ただガシャガシャふったりおしゃれに見えるように振るのではなく、水と空気が見えている状態でどのように振ったら一番良いか、だんだんと少ない動きで効率よく溶けこむ方法が分かってきます。

DSC02135.jpg
あとはお好みの加減で炭酸を付与して下さい。
僕は強いのが好みなので溶けこまなくなるまで1分ほど振り続けて強炭酸にします。


これでも飲めるには飲めますが、まだ水に溶け込みきれてなくてすぐに抜けてしまうので、しばらく冷蔵庫で放置しておくと水と二酸化炭素が馴染みます。

僕は3本のペットボトルをサイクルさせながらいつでも飲めるようにしております。


さて、ここまで長々と書いて来ましたが、自作での炭酸水製作にはとても重要なメリットが存在するのでそれを紹介して締めとしたいと思います。

それは…

「ビールを飲む回数が減る」

とのことです。

これは個人差があると思いますが、僕はビール大好きですがだからといっていつも飲んでいる訳ではありません。ほとんど飲み会や打ち上げで、自宅では2週間に1回飲むかどうかという頻度です。

そして家で飲みたい時は
@なんとなく
Aのどごしぃぃぃ!
B今日は酔いたい気分なの♡

という理由ですが、@とAに関してはほぼ強炭酸で代用が効いてしまいます。
夏なんかは帰宅早々冷蔵庫を開けてビールを飲みたい気分になりますが、大体自宅に帰ると事務や次の日の仕込みがあり体にアルコールを入れる訳には行けません。

そんな時に炭酸はほぼ喉の渇きを癒します。

あとは、お風呂に入っている時。だんだんのぼせていい気分になってお風呂の中で、もしくは湯上りに一杯!
という気分の時。お風呂の中はともかく、湯上りのビールは本来は体に悪いのですが、そこで強炭酸。

中身は水と二酸化炭素です。

のどごし欲望感を諌めて、火照った体に入るには安全すぎる材料です。



自作炭酸サーバーを作ることで、それまで買っていた炭酸代が大幅に安くなったことや、日々の生活にバリエーションが増えた他、おそらくビールの消費量が減ったことが一番の節約でありメリットであるかも知れません。体への負担もかなり減ってると思いますしね!

そんなこんなで、

「炭酸水をよく使う」
「ビールをよく飲むけど、量を減らしたい」
「いろいろ節約したい」
「日々に楽しみを」

という方はぜひ自作炭酸サーバー試してみて下さい。

作ったのはずっと前なので細かい作り方や部品は覚えてないから質問されても答えられる範囲は決まっているぜ!
ネットで他の方の作り方を参考にして下さい(・´з`・)
posted by Syan at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物

2013年03月24日

ごぼうチップス

よくパフォーマーさんや友人と飲み会などをするのですが、その時に作っていって驚かれ&喜ばれる鉄板おつまみがこのごぼうチップスです。

お世話になったある方の奥さんから作り方を教えてもらったのですが、手間はかかるけどそれを凌駕する美味さ。ぜひお暇な時に一度試してみてください。


DSC0209.jpg
まずごぼうを用意します。教えてくださった方曰く、これに使うごぼうは春に採れた柔らかいものが最良。味に天地の差が出るらしいです。
しかし僕はグルメでは無いし、食べたいのは年中ですのでそんなセレブな事は考えません。

ごぼうは上記写真のように外側と内側の二層に別れております。外側は柔らかいけど密度があり、内側は硬くて意外とスカスカ、間にある黒ずんだ層には苦い味が入っています。

さて…

気づいた方もいるかと思いますがこのごぼうチップスに使うのはごぼうの外側だけなのです!
きゃー贅沢ー!
きゃーもったいなーい!
きゃー竜さーん!
という方もいると思いますが、余った内側もちゃんと煮物に使えるのでご安心を。

DSC02098.jpg
本来は愛情を込めて包丁でうすーくほそーく表面だけを削ぎ切りにして行くのですが、ここは男料理。手軽にピーラーでそいで行きます。
前述したとおり間の黒ずんだ層には苦味があるのでそろそろかな?と思ったら思い切ってやめちゃってください。

DSC02099.jpg
内側だけ残りました。
これもちゃんと煮物に使いえますが、旨味の外側がないのでやっぱり抜けた味になります。濃い味付けの煮物がおすすめ。


DSC02100.jpg
ピーラーで剥いた外側はかなり長くなります。


DSC02101.jpg
これを好きなだけ剥いちゃって下さい。(この時は作りすぎました)


DSC02102.jpg
長いままだと作りにくくなるので、適度な長さにきって軽く水で流します。
ごぼうの成分は水に溶けやすいとテレビでやっていたのでざっとでよいです。ざっと。

※本来はこのあとしっかり水を切って半日ほど天日干しするのが一番良いのですが、いつも思い立った時にしか作らないので、その工程はほぼ飛ばしてしまっております。天日干しは美味さも凝縮されるし、栄養素も高まるので時間があったらそちらをおすすめしています。


DSC02103.jpg
天日干し分の水分を飛ばすために、フライパンでひたすら炒っていきます。油は引かなくても大丈夫!
サラダスピナーやペーパータオルを使って水分を極力減らしておきましょう。
火は極弱火。炒めるというより温める感覚でとにかくひたすら混ぜながら水分を飛ばします。

※手抜きの裏ワザですが、上からドライヤーの温風を掛けながら混ぜると水分の飛びは早くなります。


DSC02104.jpg
たぶん30分以上水分を飛ばし続けてこんな感じです。しっとりしていたごぼうも大分乾燥して来ました。


DSC02105.jpg
さらに30分位。ほぼ水分が飛んでカラカラになったところで


DSC02106.jpg


DSC02106.jpg
細切れにした牛肉を投入です。
これは冷凍庫から出してレンジで軽く熱を通してあります。
売っている大きさでは大きいので1cm幅ほどに細かく切っておくとごぼうとサイズが一緒になります。

DSC02108.jpg
せっかく水分が飛んだごぼうですが、牛肉から出る肉汁と油で少ししっとりします。
更に炒めつつ、


DSC02109.jpg
牛肉にしっかり火が通ったら仕上げのだし醤油!
このレシピを教えて下さった方に紹介してもらったものですが、これに限らずどの料理にも合い全力で素材の味を引き出すめっちゃおすすめのものです。
ただ、ちょっと高いので大事に使います…。

一度火を止めたら、だし醤油をぐるっと2週ほどかけまわしてすぐにごぼうと混ぜます。


DSC02111.jpg
火を極弱火でつけ、再度カリカリになるまで炒め続けたら完成です!

天日乾燥を飛ばしてひたすらフライパンで作ると大体1時間半位かかってしまいます。
計画性をもって作れば、天日乾燥や扇風機などを使って水分を飛ばし、実質1時間弱くらいで作れると思います。

見た目は落ち葉や枯れ木の様に見えますが、食べてみたら絶品!

噛み始めてから10秒後くらいにごぼうの旨味がドバーッと出てきて一度食べたら止まらない、それでいて材料はごぼうに牛肉、油分も牛肉から出たものだけというとてもヘルシーなおつまもになります。

しかもほぼ乾物と化しているので日持ちもします^^

見た目はアレな食べ物ですが、誰もが絶賛するというこのごぼうチップス、ぜひともチャレンジしてみてください。
posted by Syan at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理

2013年03月13日

強風

DSC_0314.jpgあまりにも風が強いので緊急ビニール剥がし。

これは春一番かなぁ?
posted by Syan at 13:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記