2012年10月16日

ライブツイスティング2012

久々のライブツイスティングのご依頼で、浜松へ行って来ました。

調べてみてビックリ(゚д゚)!

以前やったハロウィンのライブツイスティングは2年前だとのことです。
http://balloonsyan.sblo.jp/article/41524103.html


今回はその時にやった装飾デザインと「一緒でいいですよ〜」
との事だったので、大きくデザインは変えずにコンセプトだけ色々いじってみました。

コンセプトは、通常の装飾はラウンドバルーン(丸いバルーン)を組み合わせた無機質なものや、パターン化されたものが多いのですが、せっかくツイストバルーンのプロであるツイスターへ来た依頼なので、可愛く、既存のものと違う形にしてみようと思いました。

あと、今まで直立不動の装飾が多かったので敢えて座らせてみるという試みも。


11:00からスタートの15:00終了。
制限時間4時間での装飾イベントとなります。

ライブツイスティングとは、一般的には「公開制作」という認識だと思いますが、
僕の場合は、パフォーマンスと装飾とが組み合わさった「公開パフォーミング制作」と意訳しております。
4時間という制限時間の間はずっと来店されているお客様に製作過程が公開されています。
お客様を一切気にせずに制作に集中するのが職人の仕事だとしたら、4時間の間、見てくださってるお客様を楽しませ、ワクワクさせるのがパフォーマーの仕事です。

正直、普段のショーよりも何倍も精神的、肉体的に消耗するので数週間前くらいから不安と楽しみを感じておりました。



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11:00前の準備の段階です。
前日のうちに近くのホテルに篭って地味なところや、当日ではやることの出来無い繊細な所は仕込みをしてきておりました。



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11:00からスタートです!
まずはひと目につきやすいアーチを完成させます。

本来は「2〜3日持てばいいですよ」と言われていたこの装飾ですが、せっかく作るなら長持ちさせたい!
ということで、アーチに使うバルーンの中には「ハイフロート」というバルーンを長持ちさせる特殊剤が入っております。これで1週間くらいはあまり大きさに変化はありません。



DSC01645.jpg組立が中心なので30分ほどでアーチ完成。
この写真は一段落ついて、お客様へマイクパフォーマンス?をしているところです。


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続けてかぼちゃの制作。
作り方は簡単なのですが、645という大きいバルーンを使うために普通にひねるだけでも体力をかなり消耗します。


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かぼちゃを作りながら、少年ドラキュラを座らせます。
ドラキュラというと通常は、緑色の肌、怖い顔、黒い服というイメージですが、今回は敢えて可愛さ狙いということで、少年のドラキュラにしてみました。


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そして魔女も組み上げていきます。
魔女も怖い魔女ではなくて、可愛らしい女の子を作ります。


途中、簡単なパフォーマンスショーやお客様との遊びをしながら制作を続けていきます。
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この時、実は制作の計算違いで30分位のロスを生んでしまっていたのですが、お客さんが楽しむなら遊ばざるを得ません。


結局、30分のロスはかなり痛く追い込みを掛けましたが、15:10頃にやっと完成。少しだけ時間を押してしまいました><

その結果が

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こんな感じになりました。

普通の装飾と違って、オブジェの中心にお客さんが立って記念写真の撮影に使って頂く「フォトフレーム」という形の装飾となっております。



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正面から


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少年ドラキュラ
目は…実は3回ほど書くのを失敗してその都度、上書きした白い部分が広がって妙な顔になってしまいました…orz
少年ということで、座り方や腰の掛け方に少し子供っぽいというか、いらずらっぽい雰囲気で作ってみました。



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魔女子さん

モチーフを探していた時に見つけた、ドリル髪の女の子のイラストが可愛くておしゃれさんな魔女にしてみました。
こっちの目は一発で決まりましたが、髪型や衣裳にもっと時間を掛けたかったなぁと少し物足りなさを感じます。

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最初、胸元がやけにセクシーだったので急遽ピンクガイコツのアクセサリーで封印!
これが若い女の子達が「このガイコツちょ〜可愛くな〜い?」(意訳)と結構好評でした。

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ビバ絶対領域!
1つ言っておきますが、単にニーソックスが流行りとテレビで見たのと、可愛いかなぁと思って作ってみただけです。
Syanは足フェチでは無いです!断じて!多分!



今回やってみて思ったことは、2年前と制作技術は変わってないけども表現力はちょっと上がったのかなぁということです。
どうしてもステージショースタイルがメインになってしまうため、装飾やオブジェ制作はコンテストのお手伝いくらいになってしまうので、技術は落ちて行きがちです。

今回やってみてやっぱりたまに物を作らないと腕と感覚が鈍るなぁと実感しました。


やっぱりたまにはこういうのもやって行かないとですね!
ライブツイスティングのスタイルはまだまだ浸透していないと思いますし、この様な形で出来る方は少ないと思うので、このスタイル自体の提案ももっと進めていかないとです!


課題多し!










posted by Syan at 13:49| Comment(1) | TrackBack(0) | バルーン