九州滞在を数日後に控えた中で、お仕事の合間を縫っての銛の改造をしておりました。
まずは銛先。
銛にもいろんな種類がありますが、僕はチョッキ銛という特殊なものを使っています。
東京の神津島にあるNYKメタルさんから送ってもらった銛先が届いたので、使えるようにしていきます。

チョッキ銛先。
それぞれ材質や形状が若干違っています。

本体には穴が開いているので


通したワイヤーに金具をはめたら

専用工具でひょうたんの形にカシメます。
カシメるという言葉は一般的じゃない気がしますが…。とにかくカシメます。

さらに両端を圧着して完了。
慣れているととても簡単な作業です。

そんなこんなで新しい銛先と以前から使っていたものをあわせて3つにワイヤーを通して完了。
さて、次に銛本体に手を入れます。

これはレストタブという部位です。
以前は別の作り方をしていたのですが、銛先の発注の際にNYKメタルさんの商品ラインナップに専用金具を見つけたので購入。これも銛先も銛も全部NYKメタルさんの工房での手作りなのに、品質はもちろん高いままお値段がかなり押さえられているのでいつもお世話になっております。

エポキシ樹脂硬化。
本来はFRP−ガラス繊維強化プラスチック用の硬化剤ですが、今回はガラス繊維は使わずコチラだけ使ってしまいます。
2液を混合させたら

よくかき混ぜます。

かき混ぜると化学反応かなにかで硬化を始めるので手っ取り早く先ほど釣り糸で固定したレストタブの上に塗りつけていきます。

しっかり染み込ませた上で更に糸全体を覆うように塗りつけてます。

数時間して完全に硬化したら棒ヤスリと紙やすりで整形していきます。
綺麗につるつるになったら

万能塗装スプレー染めQで塗装

ムラ無く綺麗に染まりました。
さて、このレストタブですがどうやって使うかというと…

こちらが今回つけた金具。こちらは受けとなります。

以前、自作で銛製作をされている方のHPを見て作ったこちらがレストタブのひっかけ金具です。
実はスプーンの柄を曲げて利用しています。

ゴムを引き伸ばした後に、先ほど取り付けた金具に引っ掛けることで、スタンバイ状態からすぐに発射できる仕組みになります。
とまぁ、ここまで書いておいて肝心の銛全体の写真はないのですが…
それは後々アップしたいと思います。