さて、アフターツイスターズというよりもワンピースクルージング記とでもいうべき内容で前半を終えての後半。
ハウステンボスを後にして長崎在住の先輩芸人さんのご自宅へ移動します。電車とタクシーで15分ほど。
近っ!
到着するとすでにバーベキューの準備は終わっていましたが、続々と集まってくるメンバーを待っているとのこと。
ということで、食事の前の畑の管理。
伸びてしまった野菜たちの脇芽を整えたり、虫の付いた葉っぱを片づけたり。

それよりも注目スべきは、背景!
見て下さい。この環境!
写真ではやや見えにくいですが、高台から見渡せば波の穏やかな内海。
潮風はベトベトせず爽やかで、庭には畑と花壇が広がる!
もう、今回の一連の旅の目的地はここだったんじゃないかなぁと思ってしまうほどの、素晴らしいお家です。

畑作業も一段落ついたところで、みなさん集まってきたのでバーベキューがはじまりました。
福山大道芸フェスティバルやツイスターズでひと通りお会いしたことある方ばっかりだったので、すぐに打ち解けてパフォーマンスや道具や、趣味やら色んな会話が弾みます。
夕方から始まったバーベキューはどんどん進み、そのままノリでボーリングへ。

おそらくサラリーマン時代以来なので4年ぶりくらい。人生でも4度目くらいのボーリングでしたが、投げ方などを教えてもらいつつ、チーム対抗ジュース賭けボーリング。
ストライクやスペアもそこそこ出るようになりましたが、出た後は1ピンやガーターなど、
「やらなくちゃ!」
と思うと体が上手く動かなくなってしまうというのはショーの時と同じ。
精神力が弱いなぁと思わされる場面が数多く有りました。
スポーツも遊びも、ひいては日々の生活もすべてパフォーマンスへつながっているものだからこそ、どんなスポーツや遊びも常に向上心をもって全力で挑んでいくべきだなぁと改めて実感。
今度、暇ができた時にはボーリングも練習して精神力の訓練もしてみようっと。
その後は数人で泊り込みのボンバーマン大会。
男は何時まで経っても子供です。
さて、次の日は朝から集まって有志で海へ出かけることに。
実は僕がこのパフォーマーさんの家にお邪魔させて頂くと決まった時に、決めたことが
「長崎の海へ潜る!」
というもの。そんなわがままにわざわざ付き合って下さいました。
長崎県は銛の使用OKな地域ですが、念の為に県の水産資源課から言質と許可をもらっていざ出発!
車を降りた後に、トレッキングコースならぬ、修練の道ともいえる険しい山道を越えて

森を抜けた先には穏やかな入江が広がっていました。
水温はかなり暖かく、ウエットスーツを着るほどではなかったのですが岩が多かったことと、くらげがいた事からしっかり着込んで、結局毎回恒例の黒尽くめ密猟者ルックに。
大村湾は内海なので波は穏やかなのですが、逆に数日前に降った大量の雨が抜けずに淡水の層を作り、流れ込んだ水が土壌を溶かしこんでいたせいで透明度はかなり悪く、2m程で大きな魚影はほぼ確認することができませんでした。
2度ほど通りがかったボラを射程に入れることはできたけれども、どちらも間に合わず。
小さな魚はいたけれども、結局スピアフィッシングは半分諦めて、シュノーケリングでの海中遊泳を楽しみました。

間違い探し。「一人だけ気合の入り方がおかしい人がいます」
海を上がったあとは、庭の草刈りや野菜の手入れ、畑作りなど、思い切りこの自由な環境を楽しみます。

その後は美味しい地元のピザを食べて、温泉に入って夜は恒例のパフォーマンスや道具、恋愛や、日々思う事などかなり長い時間話や相談をさせてもらいました。
そしていつの間にか夢の中へ。
3日目はあいにくの雨。
というか、豪雨。
関東で言う夕立レベルの雨が定期的に長い間続きます。
ついつい距離感を忘れてしまいますがさすが九州!
雨の合間をぬって、車に乗せてもらい佐世保へ。、

地元民の一番美味しいという佐世保バーガーショップで昼食です。

美味いっ!
佐世保バーガーは高くて、ただでかいイメージがありましたが、聞いてみるとお店によって全然違うらしく、ここのお店のは安くてもとても美味しい、しっかりとしたハンバーガーでした。
そのあとは佐世保の自衛隊基地に停泊中の軍艦を見て目をキラキラさせたり、造船場を見てテンション上げたりしながら、山の上へと車で上り、
展海峰というところから見下ろす


長崎九十九島!
今までも湾に点在する島を見ながら長崎感を感じていましたが、それとは比べ物にならないくらいの長崎感!
外海につながっているため、内海とは比べ物にならないくらい水も綺麗で小雨が降る中でも十分に遠くまで見渡すことが出来ました。

超長崎感に浸ってパシャリ!
次来る時には、この島のどこかを拠点にして思う存分潜ってみたいなぁ…。
後ろ髪を引かれつつ、その思いはまた次に持ち越しということで。
展海峰を後にしてからは、他のパフォーマーさんを駅に送った後、長崎空港まで送って頂き別れを告げて無事に東京へ戻って参りました。
たった4日間の休暇(?)でしたが、1週間以上居たような。
いつも常に慌ただしい時間の使い方をしていた自分では信じられないくらい心にゆとりのある、ほんとうの意味での余暇を過ごさせてもらったなぁと思います。
正直、帰ってきてからも片付けをしないまま畑をいじったり一日中ゴロゴロしたりと九州時間が抜けずにおります。う〜ん。やっぱりあの時間の流れが自分には合っているのかなと思ったり…。
日々忙しいことはいいことですが、たまには自分自身を振り返ったり、ほんとうの意味での休みを取ってリズムよく、長く続くような生活スタイルを作ることも大事かなぁと思ったりします。
また次に九州に行く時には、もっとスケジュールを空けてしっかりと満喫してこようかと思います。
それまでは夏スタイル!
休んだ分バリバリ頑張るぞ!